くにたまの会

由緒・沿革

紀元1281年(弘安4年)元寇の国難に当り西海鎮護の神として矢上の神奈備山に劔の箭と化って天降り給ひし宝劔を鎮祠したのが創建と伝はる。箭神(矢上)の地名の起源である。1522年(大栄2年)2月三神を勧請して大王社と号す、1575年(天正3年)現在地に奉遷、明治5年箭神神社と社号を改めた。平成25年御鎮座730年記念事業の全社殿、社務所の改築が竣工し、遷御の儀が執行された。奇しくもこの年は伊勢の神宮第62回式年遷宮、出雲大社大遷宮の嘉年と重なり地域を挙げて至福の喜びとなった。

地域の伝統行事

①矢上くんち:矢上神社の例大祭は矢上くんちとして親しまれ矢上八名に各々伝はる郷土芸能の自慢の踊りが当番町によって披露され、そのあと庭先廻りで街に繰り出し終日シャギリの音が響き渡る。
②田祈祷:先づ矢上神社で大田祈祷といふ五穀豊穣、虫追い、雨乞い神事が行はれ、次に各集落の小祠で小田祈祷の神事を行い約40本の御幣を清祓した後各地区の田圃の水口に立てて豊作を祈る。
③ペーロン祭:海開き、豊漁、海上安全を祈願して競漕が行はれる。

矢上神社

やがみじんじゃ

鎮座地
長崎県長崎市矢上町14-1
御祭神
大己貴命
素蓋鳴命
少彦名命
例祭日
10月17日

交通
  • 国道34号線矢上バス停徒歩1分、JR現川駅バス10分
Map
長崎県長崎市矢上町14-1