くにたまの会

由緒・沿革

当社は人皇62代村上天皇の御代康保2年の夏、祈雨のためかしこくも伊勢皇大神宮を始め奉り、石清水、加茂上、下、松尾、平野、稲荷、春日、大原野、石上、大和、広瀬、龍田、住吉、丹生、貴布禰の16社を勧請、又人皇66代一条院天皇の御代正暦2年のかんばつに更に吉田、広田、北野の3社を勧請合祀してから19社の大神と称えるようになった(雲陽誌及口碑)が少なくとも村上天皇以前の創建にかかることは確実である。社伝云う海潮河畔(今の赤川)の平原にある。一大老松の下に御鎮座になっていたが、しばしば水害を被るため御神威をかしこみ、寛文3年2月に現地に奉遷した。然るに氏子は旧社地をしのび奉り、此処に一間四方の地に一尺五寸四方の社殿を建て、元宮と称して石造りの御霊体を奉安して永く崇敬を怠らなかったが、明治6年の大洪水の際に堤防が欠壊し、社殿はもとより社地もことごとく流失したので止むを得ず御神霊を本社に遷し奉った。翌年春、浜入の土砂の取除き作業中、字沢四反場(旧社地より)約90間西の地で御霊体を発掘し奉り、謹みて末社、宮崎神社へ奉遷し元宮の大神と称え奉っている(社蔵文書及古老伝)尚、寛文3年以前の棟札、古文書等は水害の為悉く流失している(社記)
明治4年12月、村社に列せられ、明治42年11月6日、島根県告示第325号を以って神饌幣帛料共進神社に指定された。

十九社神社

じゅうくしゃじんじゃ

鎮座地
島根県雲南市加茂町大西229番地
御祭神
天照大神、天穂日命、天児屋命、大己貴尊 他
例祭日
例祭11月2日
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島根県雲南市加茂町大西229番地