由緒・沿革
奈良時代、聖武天皇の天平年間、背後の稲積山に五穀産業開運の祖神である大國主大神・猿田彦大神・宇迦魂大神を御祭神として奉斎したことに始まる。平安時代、延長3年(925年)に稲虫が大量発生し、2度にわたり五穀に大きな被害を与え、住民の生活が困窮に瀕した時一心なる祈願の結果、神助を得、稲虫も消滅し歓喜した住民は御神徳に感謝し稲積山に宮柱を新たに造営し、盛んな祭祀を営んだ。幕末の石州口戦争の折、扇原関門を突破した長州軍は、当社に集結し対幕府軍との戦の作戦を練った場所である。
特殊神事
植付祭(うえつけさい)5月1日 いの子祭 旧暦10月亥の日