くにたまの会

由緒・沿革

往昔、御祭神二神が天津神の命を受け出雲の国より国を治めるに相應しい石の御殿を造営せんとして一夜の内に工事を進めんとされるも阿賀の神一行の反乱を受け、二神は山を下り数多神々を集められ賊神を鎮圧され平常に還ったが明け宮殿を正面に起こす事は出来なかった。
が、未完成なりとも二神の霊は此の石に寵もり永劫に国土を鎮めんと言をれた。以来此の宮殿を石乃寶殿と称しご神体として祀られている。因みに当社には御本殿が無く割拝殿の真ん中で祝詞奏上(下は道路石の宝殿に)。

特殊神事

・みこし練り合わせ
一説に当社山中に約三ヶ月籠られた後神功皇后は三韓征伐に出発されたが播磨灘航行中艦船に付いた貝類が元で速度減に成った為、艦船同志がぶっつけあ合い貝類を落とした由来より「みこし」を激しくぶっつける。激しい程御祭神は喜ばれると言われている。
因みに此の「みこし」は渡御還御に用いられている。

地域の伝統行事

・春祭:献茶式 春祭りの起源は大正天皇皇太子の頃、旧印南部の軍事演習の時当社においでに成られ当宝殿山々頂より視察された月・日に因み現在は4月第二日曜日。
・秋祭:孝徳天皇白雉2年(西暦650年)9月19日勅願にて千石千貫を寄附し給ひしに依り陰暦9月18・19日を祭日と改むとあり。陽歴10月18・19日と改めるも現在は第三日曜日を昼宮(本宮)依って前日を宵宮とす。

石乃寳殿生石神社

おうしこじんじゃ

鎮座地
兵庫県高砂市阿弥陀町生石171
URL
http://www.isinohouden.com/
御祭神
大穴牟遅
少毘古那
例祭日
春祭:4月第2日曜日
秋祭:10月第3日曜日 本宮前日を宵宮とする
交通
・JR神戸線 宝殿駅 徒歩25分 ・山陽自動車道 加古川北ランプ南下 高砂北ランプより5分 (加古川北ランプより含めば約20分)
Map
兵庫県高砂市阿弥陀町生石171