由緒・沿革
延喜元年(901)道真公は冤罪を蒙り大宰府へ左遷される途次、伊保の湊より上陸され当時東方の日笠山に上られ瀬戸の内海を賞でられ遥か東の京都の方を又これより行かん九州の方を望まれて昨日に変わる今日の境遇に感慨を新にされた。その後牛谷の善光寺に霊鏡を奉納され当地の氏神たる天神山穂日命を大己貴命を祀る伊屋明神に詣で前途の安泰を祈願された。延喜3年菅公薧じ給うと聞き、其の徳を慕いて伊屋明神に其の霊を奉祀したが約千年前の寛弘年間の事と伝えられる。
特殊神事
・一ツ物神事:8地区より5才位の男児が奉幣と神盃行事を行う。
・屋台練り:6地区より豪華な屋台が宮入りする。
・毛獅子舞:8地区より獅子舞の奉納がある(兵庫県無形民俗文化財)
・神立祭(いづもまいり):10月24日夜 謡曲と獅子舞