由緒・沿革
古来太平和の御神意に拠り、国と国人総ての結びの大神を祀るとして上下の尊崇極め
て篤く、崇神天皇再興の後、社伝によれば元明天皇和銅二(709)年に初めて社殿を造営。
三間社流造りの現社殿は貞和元年に足利尊氏、後に細川勝元に修造され現在に至る。(旧国宝・現
重要文化財)それ以前は御神体山の御陰山を奉斎し、古来より今尚禁足の地であります。又御陰
山は元々国常立尊のお鎮まりになられる聖地と伝えられ、ご鎮座は神代の昔、一万年以上前と言
われております。丹波國一之宮、旧國幣中社、延喜式内社で名神大社に列する。神階正一位(正
応五年十二月二日昇格)
特殊神事
1月15日 粥占祭 竹筒に入れた小豆を焚き上げて一年の豊凶を占う神事
4月18日 鎮花祭(私大祭) 花の散る季節に流行り病を鎮める神事
8月18日 秋祭 神宮寺が置かれていた頃の名残として追善供養の行事
地域の伝統行事
出雲風流花踊(京都府登録無形民俗文化財) 毎年4月18日の当宮鎮花祭
の祭典後に奉納される花踊りで、古の時代に当宮辺りで日照りや早魃が続いた際に行われた雨乞
い神事又は願すましが起源とされる。