【由緒・沿革】
創建年代不詳。出雲風土記に「山邊社と記載され、昔より小土地の氏神様として祀られている。明治4年の神社改止の際、小土地は出雲大社の氏子に編入されたが、なお氏神様として奉斎している。
出雲大社にては毎年8月14日(明治以前は陰暦7月4日上官別火氏奉仕)深更、身逃の神事が執行され、その際禰宜一員当社に詣でて白幣洗米を供える習わしがある。
巷間「赤人さん」と呼び、山辺赤人を祀ると伝えているが、出雲風土記解に「俗伝云有杵築郷山辺赤人塚」と見え、出雲神社順拝記には「当社は古へ三社ありし由、今一社合殿に祭る」と見えている。