由緒・沿革
欽明天皇元年西国対馬より命がご来臨なれ、平安期には大須七ツ寺所蔵国宝一切経の奥書に「伊勢・白山・熊野・熱田・多度・津島・南宮・千代」と大社に名を連ね、以降神仏習合により江戸時代まで「津島牛頭天王社」と称され、全国天王信仰の総本社として、全国各地に約3,000社の分霊社があり、尾張の英傑「織田信長・豊臣秀吉・尾張徳川家」の厚い信仰をうけ、社領の寄進や社殿の造営等がなされ、本殿・楼門が国の重要文化財、諸祭殿は県の重要文化財に指定され、400有余年の尾張造りの社叢が残されている。
特殊神事
天王祭(7月第4土日) 国の重要無形民俗文化財、600年近くの歴史を有し、山車を船上に乗せ、宵祭(巻藁船)朝祭(車楽船)と様変わりし、信長・秀吉が賞賛した。
開扉祭(旧暦2月1日) 市指定無形民俗文化財、春の訪れを祝い2本の大松明の灯りの下、本殿内陣に特殊神饌を供え、国家安泰と国民の平和を祈る。
地域の伝統行事
秋祭(10月第1土日) 13両のからくりの山車と3両の石採祭車が、神社境内に参集し競演を行う。土曜日には市内各町内から子供獅子250頭をもった千人の子供連が神社境内に集まる。