由緒・沿革
櫛明玉命は、天岩戸の前で神々のお計らいで神楽を奏せられた時、真榊の枝に懸けられた八坂瓊之五百箇御統玉を御制作になった神で、玉作部の遠祖と仰がれる。日本書紀に素盞嗚命が天に昇りまさんとするとき羽明玉神(櫛明玉命)は端八坂瓊勾玉を献ぜられたことが記されている。天孫降臨の祭には、櫛明玉命は五部の神の御一神で製玉を司られ、古語拾う遺に、櫛明玉命は出雲國玉作の祖也と記されている。大名特・少彦名命の二神は供に国土経営、医療、医薬及び秘呪の術を創始になり、遍く世人に施しその病苦を治癒せらる等、温泉療法・秘呪又は草根木皮を医薬として人名養護の道を拓かれた御祖神である。五十猛命は植林・殖産・産業繁栄の御祖神として御鎮座まします。
特殊神事
前夜祭獅子舞・・・例大祭前夜時、獅子舞にて氏子区域の清祓行事を行う
献湯の儀・・・・・例大祭時、玉造温泉の湯を御祭神に献ずる
式包丁の儀・・・・例大祭時、山蔭流式包丁の儀にて調理した魚を神饌として献ずる
地域の伝統行事
歳徳神祭・・・・・正月三日 氏子区域各町内の歳徳神神興及び子供神興が神社前広場に集合し、祝い唄に合わせ宮練りを行った後、各町内を練り歩く。