くにたまの会

由緒・沿革

ご祭神は菊理媛大神、いざなぎ、いざなみの三柱を主神とし他に十二柱の神々をお祀しています。
白山大神は農業の神、海上の神、そして国家、郷土の守り神として広く人々より尊崇されていました。
菊理媛大神は願うことを正しくよりよい方法でお導きくださり、乱れた糸をくくり整えるように融和され中を取り持ち和す縁結びの神様であります。
いざなぎ、いざなみの神様は国造りをされた神様で物を作り出す生産、発展、繁栄の神様であります。
新潟の総鎮守として仰がれ、永禄1558-1569、天正1573-1591の二度の火災により旧記を焼失し、はじめを知ることはできませんが、古文書により延喜あるいは寛治年間に建立、鎮座されたと思われます。
昔、西新潟を白山島と称し、上杉景勝が戦国時代に白山妙理大権現が祀られてあった白山城に戦勝祈願をしたことがあり、当時すでに大社であったことがわかります。
昔、千本松原と称す程の松の鬱蒼たる森があり真に信仰の中心として尊崇されてきたもので、上杉景勝は戦勝の帰途、鏡と啓を寄進し、長岡藩治下においては藩主牧野氏の尊崇するところとなって直参のうえ能を献ずることが例でありました。
祭りは春四月、夏七月の大祭を行い、芸子の参拝、曲芸の小屋など、その賑わいは多くの詩文に残っております。
神仏混交時代には十一面観音を本持仏とし、大般若の転読、護摩の修法が盛んでした。十一面観音はもとの別当の宝亀院に今もあります。
明治6年に当社境内を太政官の命により公園として開設する際に、境内のあちらこちらに点々として祀ってあった稲荷社、天満宮などの摂社末社を全部本殿に合祀したためご祭神が多いのです。
神社の創建は式内社船江神社としての延喜年間901-922あるいは新潟の名称初出の越後絵図ができた寛治年間1087-1093に存在していたなどの説があります。
結論としては中世の鎌倉、室町期のかなりはやい時期まで遡ってよいでしょう。
新潟の総鎮守として一千有余年の歴史を有し、「白山さま」の愛称で新潟市民に親しまれています。
ご祭神「くくりひめ」の「くく」とは人々の願いを聞き入れて下さる神様、糸をくくり整えるように男女の仲を取り持つ神様として、全国的にも縁結びの神様として有名であります。境内には恋愛成就、ねがいの叶うむすびの木があり、多くの方がおみくじを結んだり、恋愛成就の願掛けをしておまいりをします。また、新潟では商売繁昌の神様としてお金との良い関係に恵まれ結ばれるということで金運上昇、開運のご利益があります。
拝殿には大船絵馬が奉納され、北前舟の新潟湊の往来を描いており、往時の繁栄ぶりがご覧になれます。
明治6年、日本で初めての公園のひとつ白山公園に隣接しておりますが、ここには当時白山城があり、上杉景勝、直江兼続が戦った記録が残っており、後に鏡と啓を寄進しました。

白山神社

はくさんじんじゃ

鎮座地
新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1
URL
http://www.niigatahakusanjinja.or.jp/index.html
御祭神
菊理媛大神
伊邪那岐大神
伊邪那美大神
例祭日
7月15日
交通
JR新潟駅より車で約10分 バス 市役所前下車徒歩3分 高速 新潟西インター → 新潟バイパス 桜木インター降り まっすぐ新潟市役所(昭和大橋)方向へ。昭和大橋わたってすぐ左側です。車で約10分。
Map
新潟県新潟市中央区一番堀通町1-1