由緒・沿革
遠く神代の昔、大國主大神様は「豊葦原の瑞穂国」をおつくりになったのち、天照大御神様へこの国をお譲りになった。
天照大御神様は国づくりの大業をおよろこびになり、大国主大神様には目に見えない世界を司どるように命ぜられた。
そして天日隅宮という壮大な宮殿を造営され、大國主大神様は永久にこの地にお鎮まりになり、人々の幸福のために慈愛を注がれ、今に至るまで篤い信仰をお受けになっている。
特殊神事
神在祭(旧暦10月11日~17日)
旧歴10月、諸国の神々は出雲に集い土地の事柄や縁結びのこと等の神議りをされる。
旧暦10月10日の夜、稲佐の浜において神々をお迎えし、翌11日からの7日間、神在祭・縁結大祭等が斎行される。
古伝新嘗祭(11月23日)
國造がその年の新穀を神前に供え、又共に食する事で神恩を感謝し五穀豊穣等を祈念すると共に、国造自身が霊威蘇生する儀式。
歯固式、百番の舞、お釜の神事などの古い祭りの姿を伝える。
地域の伝統行事
吉兆さん(1月3日)
「歳徳神」と大きく縫い取りをした高さ10メートルもある幡旗を笛や鼕(どう)の囃子と共に各町内を練り歩き、出雲大社等で神謡を詠い新年の祈りを捧げ、 五穀豊穣や無病息災などを祈る大社町に古くから伝わる伝統行事。