くにたまの会

由緒・沿革

当社は、約1400年前の欽明天皇(539~571年)の御代、出雲族土師氏が東国移動の際にこの地に大巳貴命(大国主命)を勧請したのが始まりと言われています。平安時代には有力な武家集団(武蔵七党)が勢力をふるい、中でも野与党・私市党の崇敬を集めていました。また、戦国時代には太田道灌が築城した岩槻城城郭内に総鎮守としておかれ、以後、江戸時代まで歴代城主から守護神として崇敬を受け、数々の宝物が寄進されています。岩槻は、日光御成街道の宿場であり徳川将軍家の日光社参の折には岩槻城主主催による安全祈願祭もおこなわれていました。(旧社格:県社)

特殊神事

岩槻黒奴(いわつきくろやっこ)
岩槻の「黒奴」は日光の「赤奴」甲府の「白奴」と共に日本三奴と称されています。黒奴とは、街の若い衆が黒半纏を着て大名行列の先に立ち独特な歩調と掛声で身振りよろしく練り歩く奴さんをいいます。江戸時代より久伊豆神社の神幸祭に組み込まれたもので、黒奴を先頭に大名の格式を表現し金紋先箱・大傘・御弓組・毛槍・神輿・かご・警護が並びその後に手小舞・稚児行列が続き街を練り歩く神事であります。戦後長い間取りやめとなっておりましたが平成20年に「岩槻黒奴保存会」を発足し、伝統文化の蘇りをはかりました。同時にさいたま市の目玉となるべく邁進しております。

久伊豆神社

ひさいずじんじゃ

鎮座地
埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
URL
http://www.hisaizu.jp/
御祭神
大巳貴命
例祭日
4月19日
10月19日
交通
  • JR大宮駅から東武野田線(11分)岩槻駅下車徒歩15分
  • 東北自動車道岩槻工Cから車で10分
Map
埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55