由緒・沿革
比叡山の麓に鎮座する、全国の日吉・日枝・山王神社の総本宮。崇神天皇7年に山より迎えた大山咋神と天智天皇7年に大津京の守護神として大和国三輪山より勧請された大己貴神をはじめ、約40柱の神様をお祀りしています。平安京遷都の際には、魔除・災難除を祈る表鬼門の守護神として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。
特殊神事
大戸開神事(1月1日 午前5時) 年の始めに内陣の御扉を開き、皇室の弥栄と国の平安を祈る。近江猿楽発祥の縁により、観世流片山九郎右衛門社中による能「翁」が奉納される。
地域の伝統行事
山王祭(4月12日~15日) 桓武天皇が神輿を寄進して以来、1200有余年の歴史を誇る天下の勇祭。八王子山上から2基の神輿を麓へ担ぎ下ろす「年の神事」、御子神の誕生を表す「宵宮落とし神事」、延暦寺天台座主の五色の奉幣を伴う「例祭」、湖上に神輿を進める「船渡御」など期間中様々な神事や行事が行われる。