由緒・沿革
平安時代に国司が備中国に着任した時に国内304の神社に巡拝していましたが、それを簡略にする為に304の神社を合祀して總社の宮を建立した。その時に国土の守護として大名持命、須世理姫命、また神祇官で祀られていた八柱の神々も併せて祀られた。国司の制が無くなっても氏子、崇敬者が多くあり備中国總社は存続した。室町時代に社殿を建立した古文書があり、鎌倉時代に梶原景時が剣を奉納、江戸中期に多数の絵馬(円山応挙、大原呑舟画)が多数あり、本殿は昭和52年火災で焼失し昭和55年に再建された。
旧県社。
特殊神事
・輪くぐり神事(7月末の土曜日)チガヤで作られた大茅輪が作られて神事を行い氏子の人達はその輪を3回くぐる神事を行なう。
・古例祭(10月第3土曜日)324皿の「おもっそう」を神前にお供えする他神饌威儀物の奉納などがあり、備中神楽が舞われる。
地域の伝統行事
・1月14日とんど祭 古い注連縄、門松、古札等を焼却する。總社幼稚園児も参加、甘酒の接待あり。
・2月3日節分祭 福豆などが散かれる。
・8月第4日曜日 力石総社 力石を持ち上げる行事