由緒・沿革
延喜式神名帳に掲載される古社。越の大徳泰澄大師が白山登拝の折にお立寄りになられ、大己貴大神を感得し、創建される。
戦乱により、一時荒廃するも、大野城主金森長近により再興され歴代藩主より厚い保護を受ける。
明治8年県社列格。
大野原を領く産土神として崇敬され、殊に御霊泉の清水は、癒しの神水として広く親しまれている。
特殊神事
・夏越大祓(6月30日)
県指定「ふくいのおいしい水」にも認定される御霊泉の浄らかな清水で、穢れを移した人形(ひとがた)を祓い清めます。
・ひがん祭(3月春分・9月秋分)
社殿後背に望む飯隆山山頂に暮れゆく太陽を拝しながら祭礼が執り行われます。
太陽、山頂、社殿、鳥居が一直線に並ぶ神秘的な光景を見ることができます。
地域の伝統行事
・篠座神社の里神楽(4月20日、21日のいずれか)
天狗、春日大明神が互いに酒を酌み交わす滑稽な神楽。大野市内に現存する里神楽(蕨生、稲郷、木本)の中で最も古いといわれ、それらの原型とされる。
春の例大祭にあわせ「篠座獅子舞保存会」によって奉納される。