くにたまの会

由緒・沿革

当神社は千折尾の社と称し、口碑の伝えるところに依れば創建極めて古く年代を詳にすること能わざれど、平安朝の末頃には既に小祠として存在せしこと想像に難からず。
元、玉依姫命を祀り玉女大明神と称していたが一方永禄年間、当地の字宮田にありし国主大明神の社は、尼子毛利の激戦地と化し、いたく荒廃する共に江戸時代に入り附近の田畑耕されるに及び、明暦元年此の地に奉遷合祀し、国主大明神と称え氏子挙げて奉賛の誠を致せり、この事は当社所蔵に係る明暦年間建立棟札に「古社より当社へ」勧請云々により知ることができ、氏人の敬神の念篤きことを神社所有田畑からも察せられる。
明治4年社格制度の時に村社に列し国主神社と改められたり。
本殿の裏方の大欅、拝殿東方の大公孫樹は枯損はなはだしく昭和45年伐採されたが、大欅は樹齢約1000年、大公孫樹は約400年を数えることが口碑の伝えを裏付けることとなった。

國主神社

くにぬしじんじゃ

鎮座地
島根県安来市伯太町下十年畑152番地
御祭神
大国主神
配祀神:玉女大神
例祭日
10月19日
Map
島根県安来市伯太町下十年畑152番地